高橋涙！観客騒然！ＡＫＢ、東京ドーム公演決定

　人気アイドル集団、ＡＫＢ４８が２３日、さいたまスーパーアリーナの３日連続公演をスタート。東京ドーム公演が決まったことが発表された。日時は調整中ながら、０５年１２月のデビューからあこがれ続けた夢のステージにメンバーは大興奮。この日は姉妹グループを含む史上最多の２３９人が出演。また、３月末でメンバー３９人全員が卒業するＳＤＮ４８は、ＡＫＢコンサートのラストステージを踏んだ。

　メジャーデビューを目指し、０５年１２月８日の劇場公演初日から第一歩を踏み出したＡＫＢ４８。夢に見続けた彼女たちの最大目標が、ついに現実のものになる。

　開演時、ステージ左右の大型スクリーンの映像には「１８３０メートル」の文字。東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場から歩いた高橋みなみ（２０）がたどり着いた先は東京ドーム。数字が示していたのは劇場からドームまでの距離だ。ドームを目の前に高橋が涙を流すと、スクリーンには「東京ドームコンサート開催決定！！」と映し出された。

　客席からは地鳴りのような歓声が上がり、天井から楽器を持った前田敦子（２０）、大島優子（２３）ら６人のメンバーがゴンドラに乗って登場。前田はステージに降り立つと「さいたまスーパーアリーナ、行くぜー！」と絶叫し、「ＧＩＶＥ　ＭＥ　ＦＩＶＥ！」を演奏。サプライズ発表と同時に、姉妹グループもそろい踏みしたＡＫＢ史上最多２３９人のステージが幕を開けた。

　東京ドーム公演の開催日は調整中だが、メンバーははやる気持ちを抑えられない。公式ブログのタイトルにも登場するあこがれの場所だけに、柏木由紀（２０）は「鳥肌が立った」。ほかのメンバーも口々に「いつですかね」と興奮し、渡辺麻友（１７）は思わず「明日！」と叫んだ。

　ＡＫＢ草創期に活躍したメンバーもいるＳＤＮ４８は今月末で３９人全員が卒業を控え、この日がＡＫＢのコンサートでのラストステージ。元ＡＫＢの野呂佳代（２８）は「東京ドームを見守りたかった」と寂しさをのぞかせながらも、「私たちをいつも応援してくれたから頑張れた」とファンに感謝。浦野一美（２６）は暫定加入が発表されていたＡＫＢの派生ユニット、渡り廊下走り隊７のステージの初舞台を踏んだ。アンコールでは、それぞれの道に進むＳＤＮに向けて他のグループが、はなむけに「あなたがいてくれたから」を涙ながらに歌唱。感動的なドラマとともに全４３曲で２万５０００人を魅了した。

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