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'12/3/21

復興支援フェリー江田島就航


 江田島市は、東日本大震災の被災地で復興支援に当たった市有フェリー、ドリームのうみ(397トン)を瀬戸内海汽船(広島市南区)が設立した新会社、江田島汽船(同)に有償で貸与する。

 三高港(江田島市沖美町)と広島港(広島市南区)を結ぶ航路に4月1日に就航する予定。芸備商船(同)が運航している同航路を江田島汽船が引き継ぐ。瀬戸内海汽船が用意できるフェリーが1隻しかなく、のうみの貸与が決まった。期間は1年で貸出料は月50万円。運航実績に基づき貸出料を見直す。

 江田島汽船は現在、中国運輸局に運航許可を申請中。運賃や1日16往復の便数は維持するが、大須港(江田島市江田島町)への寄港を取りやめ、ダイヤを一部変更する。

 のうみは昨年4月末から約10カ月、震災で津波被害を受けた宮城県気仙沼市の離島、大島と気仙沼港を1日8往復し、島に復旧物資や食料を運搬。今月13日に江田島市に帰港した。




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