浜岡5号機、復水槽に「穴」 底部11カ所(2012/3/30 14:45)
中部電力浜岡原発5号機(御前崎市佐倉)の復水貯蔵槽内に40カ所のへこみがあった問題で、中電は30日、貯蔵槽底部の11カ所のへこみが内張り材を貫通していたと発表した。中電は点検のために昨年10月から槽内の水を移していた上、「10月以前に水が漏れていないことは計器で確認している」として、「放射能が漏れたという問題ではない」と説明する。安全協定に基づいて県と地元4市(御前崎、牧之原、菊川、掛川)に連絡した。
中電によると、復水貯蔵槽は発電所に必要な水を貯蔵する施設。わずかな放射性物質を含む。昨年5月、復水器に海水約400トンが流入したトラブルを受けて点検作業を進める中、槽内の水を排水して目視で調べたところ、溶接部や溶接付近にへこみがあったという。
中電は当初、「40カ所のへこみはいずれも貫通していない」としていた。原因を調べている。
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