2011年12月20日韓国LG CNS社とデータセンター分野における協業で基本合意〜日系企業向けに韓国データセンターサービスを提供〜
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、韓国の大手IT企業であるLG CNS社との間で、日韓のデータセンターの相互利用や、データセンター関連ソリューションの相互提供などデータセンター分野における協業について基本合意しました。
【背景】
日本では東日本大震災以降、災害対策や、夏場・冬場の節電対策、また将来的な電気代の上昇に備え、データセンターの地理的分散や海外移転へのニーズが高まりつつあります。韓国は日本と比べ、自然災害リスクが小さく、電気代も安価で、また日本全国からのアクセス性も良く、データセンターの分散拠点の立地として好条件がそろっています。そこでNTTデータは、主に日系企業のBCP(事業継続対策)や災害対策に向けた、データセンター分散設置ニーズへ対応するため、韓国の大手IT企業で、韓国において信頼性が高く、価格競争力のあるデータセンターを運営している、LG CNS社と連携し、同社のデータセンターを用いたサービス提供を行うことで基本合意しました。
併せて、LG CNS社が強みを持つ韓国企業を中心としたグローバル企業に対し、NTTデータグループのデータセンターソリューションを提供していくことや、共同マーケティングの実施による新規顧客の開拓などについても検討を行います。
【協業の概要】
今回、LG CNS社と基本合意した協業内容は以下の通りです。
- 両社が展開する日韓のデータセンターおよび関連ソリューションの相互提供
- 共同でのマーケティング活動の実施と、新規顧客の開拓
- 両社の強みを生かした新規ソリューションの創出
【LG CNSの韓国データセンターの特長】
LG CNS社の提供する韓国データセンターの主な特長は以下の通りです。
- (1)データセンターとして優れた立地条件
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- 少ない自然災害リスク
- 安価な電気代
- 日本各地から良好なアクセス
- (2)高信頼性設備と高セキュリティー環境
- (3)実績ある優れた運用体制
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- 長年、重要システムを扱ってきた運用実績
- グローバルレベルで効率化された運用体制
なお、LG CNS社は現在、韓国ソウル近郊に3カ所のデータセンターを展開しており、2012年には釜山に新データセンター開設を予定しています。
【今後の展開】
NTTデータとLG CNS社は今後、ITサービスベンダー同士の強みを生かし、データセンター分野だけでなく、より上位のソリューションレベルでの連携や、クラウドコンピューティングを活用したM2M、スマートビジネス等の分野での連携についても、検討を行っていく予定です。
【LG CNS社の概要】
商号 | : | LG CNS Co.,Ltd. |
---|---|---|
所在地 | : | Prime Tower #10-1, Hoehyeon-dong, 2-ga, Jung-gu, Seoul, Korea |
代表者 | : | 金 大 勳(キム・デフン) |
社員数 | : | 約9,000名(海外法人を含む)、うち金融関連事業部約500名 |
設立 | : | 1987年1月 |
資本金 | : | 5,288億韓国ウォン(約381億円注) |
出資比率 | : | LG 85% |
主な事業内容 | : | システムインテグレーション、コンサルティング、アウトソーシングなど 総合的なシステム関連サービスの提供 |
売上高 | : | 2兆5,268億韓国ウォン(約1,819億円注、2009年連結、IFRS基準) |
海外法人 | : | 日本、中国、インド、インドネシア、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジル |
注 100韓国ウォン=7.20円にて換算
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