2012年3月31日
前大阪市長の選挙支援名目の職員リストが捏造(ねつぞう)された問題で、リストをもとに市議会で質問した大阪維新の会市議団が30日、記者会見した。1時間半に及ぶ会見では質問の表現については「反省」を示したものの、「労組には謝罪しない」と強調。維新代表の橋下徹市長も「組合の印象が悪くなったのはメディアの責任」と強弁した。
維新の市議団は30日午後の会見で、議会の質問について「一部断定的な表現をして質疑をしたことを反省する」と述べるにとどめ、リストが元職員の捏造だった点についても「誠に遺憾」とだけ述べた。
労組への謝罪について問われると、議会で質問した杉村幸太郎市議は「組合がリストを作成したとは指摘していない」「捏造を見抜くことは困難」と弁明。坂井良和市議団長も「調査は尽くした」などと語り、謝罪を一貫して拒否した。
一方で、市議団は30日付朝刊の一部新聞に、16日に公表した労組への「抗議文」を掲載した維新の会報46万部を折り込み、大阪市内で配布した。抗議文は、労組側が「犯人扱いされた」と主張したことに、「組合は、リストは誰が、何の目的で加工したのかを明らかにするべきだ」と批判していた。