東日本大震災の影響で地上デジタル放送(地デジ)への完全移行が延期されていた岩手・宮城・福島の3県で31日正午、アナログ放送での通常番組が終了した。1日午前0時までにアナログ電波が完全に止まる。これで全国で地デジ化が完了する。
地デジ化は、アナログよりも効率的に情報を送れるデジタル波を使うことで、これまでアナログ放送に使っていた周波数を、携帯電話向けなどに活用するのが目的。昨年7月24日に全国一斉にアナログ放送を終える予定だったが、3県は震災の被害が大きく避難者も多く出たため、延期されていた。
被災地の仮設住宅には地デジ対応のテレビが設置されるなど対応が進んだ。また総務省は、低所得世帯にチューナーを無料で配布するなどの支援策を進めてきた。「受信対策は終えた」とする一方、混乱に備えて4月8日までは24時間体制で電話相談を受け付ける。連絡先は地デジコールセンター(0570・070・101)。