ＰＡＣ３取材中事故 １人死亡

3月31日 8時10分

３１日午前０時ごろ、大津市の名神高速道路で、タクシーに大型トラックが追突し、タクシーに乗っていた男性が死亡しました。
タクシーは、東京の日本テレビの下請け会社がチャーターしたもので、地上配備型の迎撃ミサイル、ＰＡＣ３を運用する部隊の移動の様子を取材していたということです。

３１日午前０時ごろ、大津市朝日が丘２丁目の名神高速道路で、インターチェンジから本線に合流する車線に止まっていたタクシーに、大型トラックが追突しました。
タクシーには、東京の日本テレビの下請け制作会社の男性社員（２８）と運転手２人の合わせて３人が乗っていましたが、後ろの座席に乗っていた東京都の運転手、谷田幸生さん（４１）が頭や胸を強く打って死亡し、助手席にいた制作会社の男性も軽いけがをしました。
タクシーを運転していた男性にけがはありませんでした。
警察は、トラックを運転していた千葉県の運転手、高梨展容疑者（４１）が安全確認を怠ったとみて、自動車運転過失傷害の疑いで逮捕し、事故の原因を調べています。警察によりますと、タクシーは、日本テレビの下請け制作会社がチャーターしたもので、北朝鮮の「人工衛星」を巡る破壊措置命令を受けて、三重県から広島県に移動していた地上配備型の迎撃ミサイル、ＰＡＣ３を運用する自衛隊の部隊を取材していたということです。