刈谷市中央児童館プラネタリウム

　昨日は、我が家で「しょぼい遊園地」と仮称を持つ、刈谷市交通児童遊園に行ってきた。いや、交通児童遊園自体はしょぼくない。市営の遊園地としては、むちゃくちゃ施設は整っている。ゴーカート、小さいながらバイキング、メリーゴーランド、ミニ新幹線（ちゃんと７００系！）、ドルフィンパラダイス、サイクルモノレール、ヘリタワー、キッズコースターともりだくさん。しかも、パターゴルフ１００円を除けば、みんな５０円という破格値で乗れるのだ。さらに、Ｄ５１－７７７や名古屋市電の静態展示まであるときたもんだ。みんな状態はすこぶるよい。さらにさらに、ＪＲ／名鉄刈谷駅至近で、無料駐車場もそこそこあるときたもんだ。これをしょぼいといったら、刈谷市の担当者が矢作川に身を投げるってもんだ。しょぼい、は、親が付いていなくて小学生だけで乗れる、勝手に自分で好きなのに乗りにいける遊園地ということだ。親と一緒でないと行動できない長島に比べてという話である。基本的に、ターゲットは幼稚園生～小学校低学年であるので、回数券１１枚ひとつづり５００円を渡しておけば、勝手に遊びに行ってくれるので、大変楽である。

　で、娘たちを放牧して、奥さんに留守番を頼み、自分は隣にある刈谷市中央児童館に。ここには、プラネタリウムがあって、これまた、中学生までタダ、高校生以上「５０円」、しかも、交通児童遊園の乗り物券利用可ときたもんだ。今時、５０円でプラネタリウムを見せているところがどこにあるっ！？さすが、刈谷市、お金持ちっ！

　機械は、五藤光学のＧＭ－２という機種だそうだ。噂によると、デンソーさんの贈り物のようで。このＧＭ－２系は、結構実績がある機種のようで、お隣の安城市、市名がナンバーにないと発狂する一宮市なんかも採用している。ドーム径は１５ｍ。こじんまりとしており、席も扇形配置である。

　こういう地方プラネタリウムは、五藤光学とかが作るオートプログラムを上映するだけの館が多いのだが、ここは、市内の小中学校の先生とかが中心となって、自主プログラムを作っている。声優もおそらく市民ボランティア。だから、内容だけ聞いているとヘタなんだけど、なんか、あったか味があって、大変よろしい。ただ、これが、今はやりのＣＧを使ったオート番組に対応していないがため、自主制作するしかないとしたら、ちょっと悲しい。

　星は、ドームの小ささから来るゆがみはしかたないとして、主要な星は当然よく見えるんだが、いまいち、天の川が薄い。おそらく、ドーム内の白色塗装が劣化してきているのだろう。１回５０円では、上演プログラムの制作費も出ないんじゃないかな？そんな中で、プラネタリウム本体のメンテナンスは避けて通れないので、どうしても、ドームが後回しになってしまうのはしかたないことだろう。わざわざ名古屋まで行かなくても、十分星空を楽しめるこんな施設がある市は、幸せである。

　その後、また少し、しょぼい遊園地で遊ばせて、その後、23号をひた走り、ジンギスカン鍋料理・三ヶ根山ふもとの山麓園でジンギスカンを食って鋭気を養ったのであった。