大手製薬メーカーがワクチン事業にのめり込むわけ

大手製薬メーカーほど、意外に苦境に陥っていることは、前の「大手製薬メーカーが抗がん剤事業にのめり込むわけ」の記事でよく分かるとおもいます。
そのために、大手製薬メーカーが進出しようとしている、もう一つの分野があります。
ワクチン事業です。
エーザイは、開発したアジュバントを持ってサノフィと提携し、ワクチン開発、生産を行う、というような記事です。

医薬品の売上げ高ランキングでは、トップがファイザー 4500(億ドル)、2位サノフィ 4200、3位メルク 4000、4位 ロッシュ 4000。
国内メーカーは 武田薬品 15位 1400(億ドル)、17位 アステラス 990、19位 第一三共 850、 20位 エーザイ 800。
(売上げ高は棒グラフから読み取っているので、誤差が大きいかもしれません)

「金持ち喧嘩せず」です。

最近、伝染性疾患が増えて困っている訳でもないのに、次々にワクチン接種が導入されるのはおかしいとは思いませんか。
ワクチンは個人が接種を希望するのではありません。
国が国民を"管理"するために導入するといった面があります。ですから殆ど強制です。

さらに、国を越えて、地球上の全ての人間を管理しようという思想があります。
それがWHOです。
ですから、WHOから、各国に導入の圧力をかけることができます。

日本でも、最近、子宮頸癌予防ワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、Hibワクチンが導入されましたが、その答申の文書にもこうあります。
(ワクチンを考えるー>ワクチン接種の基となった文書、を見てください。)

(別紙)
Hib、肺炎球菌、HPVワクチンについて
①WHOの勧告に含まれている
・ Hib、小児用肺炎球菌、HPV ワクチンは、2010年9月時点において、WHOが「全ての地域に向けて勧告」を行っている予防接種に含まれている。
(引用おわり)


WHO」の威光を背にワクチンの導入を迫る。
これでいいのでしょうか。
WHOが新型インフルエンザ騒動のときに、どのようなことをしたか思い出してください。

でも、WHOの圧力に誰も抵抗できませんね。
そこが、大手製薬メーカーの目のつけどころです。





アメリカの例ですが、ワクチンの導入される仕組みを示しております。
ACIPがWHOの影響を受けるのは当然でしょう。
日本も同じ仕組みと考えてよいでしょう。
一般の医師、国民の意向と関係無しに導入されます。



あわせてお読みください。

この記事について

このページは、さとう内科循環器科医院 - 宮城県大崎市が2011年7月 5日 19:23に書いた記事です。

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