中国工商銀と中国銀の不良債権比率が上昇、利益は予想上回る
[香港 29日 ロイター] 中国工商銀行(ICBC)(1398.HK: 株価, 企業情報, レポート)と中国銀行(3988.HK: 株価, 企業情報, レポート)(601988.SS: 株価, 企業情報, レポート)が発表した2011年決算では不良債権比率が上昇し、景気鈍化による資産内容の悪化が懸念されている。
ただ業績は好調で、ICBCの姜建清会長は、短期的な数字ではなく、より長期的な不良債権の傾向を見る必要があるとし、「ICBCの不良債権の数字は12年連続で低下している」と述べた。
しかし、両行とも融資抑制策により不良債権比率は小幅上昇している。ICBCは2011年末で0.94%となり9月末の0.91%から上昇、中国銀行も0.01%上昇し1.0%となった。
不良資産の多くは、地方政府や不動産関連とみられている。
ICBCの2011年通年の純利益は2083億元。市場予想は2065億元だった。ロイターが同行のデータから算出した第4・四半期の純利益は444億3000万元(70億5000万ドル)となり、トムソン・ロイターがアナリスト34人を対象にまとめた予想の426億元を上回った。前年同期の379億元も上回った。
中国銀行の2011年純利益は前年比19%増の1241億8000万元となり、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の1216億元を上回った。ロイターが算出計算した第4・四半期の純利益は11%増の278億8000万元となり、予想の252億5000万元を上回った。
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