A・ビルバオのジョレンテ「ラウルは本当に信じられない」
アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテは29日、アウエーでシャルケを4−2で下したヨーロッパリーグ準々決勝・第1戦後のインタビューで、壮絶な打ち合いとなった試合を振り返った。
「並外れた試合だった。簡単なことなど何ひとつなかった。なぜなら、僕らが先制点を挙げた後、彼らはすごい勢いで反撃に転じてきたからだ。シャルケのサポーターの応援はとにかく力強く、僕たちは厳しいプレッシャーを感じながらのプレーを強いられた。本当にやりづらいスタジアムだった。それだけに、これ以上の結果は望めないと言えるだろう」
この試合、前半には先制弾、後半には逆転された後の同点弾と、貴重なゴールを連発したジョレンテは、チーム全体のパフォーマンスを強調する一方、準決勝進出をほぼ確実にしたとの見方を否定した。
「逆転されてからは厳しい時間帯を迎えたが、チームの気持ちは折れなかった。僕らは今日、自分たちのスタイルを最後まで貫き、攻撃的なプレーを心掛けることができた。とはいえ、勝ち抜けは第2戦が終わるまで分からない。なぜなら、シャルケは個人技に優れた選手を数多く有するポテンシャルが高いチームだから。現時点では何も保証されていない」
ジョレンテは最後に、自身と同じく2ゴールを記録したシャルケの元スペイン代表FWラウル・ゴンサレスのプレーにあらためて驚かされたことを、冗談を交えながら明かした。
「ラウルは本当に信じられない。あの“オヤジ”は、いまだに全開でゴールを決め続けている」
(C)MARCA.COM
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[ スポーツナビ 2012年3月30日 10:44 ]
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