世の中で一番有名な毒物と言えば、“青酸カリ”ではないでしょうか。しかし漫画やドラマなどでその存在を知っていても、実際には厳しく管理され、お目にかかることはまずない薬物。
漫画やドラマのように、簡単に入手することはできません! なので、「元彼が憎いので青酸カリがほしい」などと思っても、ドラッグストアで買えるわけではないのでご注意を。
しかし、そんな青酸カリを初めとする薬には、あまり知られていないトリビアがたくさんあります。そこで今回は、“薬トリビア”と題して薬にまつわる真相を5つ解明していきたいと思います。
■1:ペロッとなめて「これは青酸カリ!」と判定するのは可能?
某有名探偵漫画にあったシーンが有名ですが、実際に舐めても平気なのでしょうか。答えはNo。青酸カリは数百mgで死に至る毒物なので、舐めて確かめるのは文字通り自殺行為。
ただし、切手の裏に青酸カリを塗っておいてそれを殺人のトリックに使うというのも不可能。何故かというと、切手の裏に塗った青酸カリが揮発してしまい効果が出ないからです。
またコーヒーなどに入れてもに臭いがきつく味もまずいということなので、すぐにばれてしまうとのことです。ちなみに、新鮮な青酸カリならアーモンド臭(杏仁豆腐系の臭い)で判別できます。
■2:お酒と一緒に薬を飲むとどうなる?
実はお酒自体が肝臓の解毒用の酵素を多くしたり消費したりさせる一種の薬物なので、薬を飲む前後にお酒を飲むと薬の効果が予測しにくくなります。
効果が出ないこともあれば、効果が出すぎてしまうこともあるので、薬を飲む際はお酒を控えましょう。
■3:水を使わず薬を飲むとカッコイイ?
これはやめましょう。そもそもほとんどの飲み薬はコップ一杯の水と一緒に飲むのが正しい服用の仕方。この水が胃や腸で薬を溶かして初めて効果が発揮されるのです。
水が少なければ薬が十分に溶けずに効果が出ない場合もあります。また、飲むのは普通の水道水がおすすめ。ミネラルウォーターなどでは、そのミネラル分が薬の吸収をかえって邪魔してしまうこともあります。
■4:目薬をお酒に入れると催眠効果がある?
昔はまことしやかに囁かれていた噂ですが、現在市販されている目薬にそのような効果をはじめとする“飲んだら危険な”成分は入っていません。
ちなみに目薬といえば目の屈折検査時に点眼するアトロピンという物質があって、こちらは服用すると中毒を起こしてしまう可能性があります。(アガサ・クリスティーの小説にもありました)
しかし、有機リン系農薬の解毒薬として使われることもあり、まさに使い方次第では毒にも薬にもなるといったところでしょうか。
■5:食前、食後、食間ってなに?
食前はご飯を食べる前の30分くらい前、食後は食べ終わってから30分くらいまで。だいたいの薬が食後となっているのは、成分が吸収されやすい状態かつ比較的胃が荒れにくいためです。
ちなみに食間はご飯を食べている最中ではありません! これは食事と食事の間、だいたい前の食事をとってから2時間後が目安となります。
また、「今日はお昼ご飯を食べてないから食後の薬も飲まないでおこう」というのも間違いです。できるだけ何かを口にして、しっかりと薬も飲むように。
ただし、糖尿の薬をご飯を食べずに飲んだら低血糖を起こして倒れてしまうこともありますので、くれぐれもご用心を! 一日3回と処方されたら、その通りに飲むようにしましょう。
いかがでしたか? 意外と知らない薬のウソ・ホントがわかったのではないでしょうか。恋愛関係で修羅場を経験したからと言って、青酸カリを始めるとする毒物には手を出さないでくださいね。
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