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原発増設計画 時期の明記ゼロ
3月30日 18時17分

原発増設計画 時期の明記ゼロ
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電力各社が、毎年、年度末に国に報告している原子力発電所の増設計画で、今回、着工時期や運転の開始時期を具体的に記載した電力会社は1つもありませんでした。
国のエネルギー政策が決まっていないことが理由で、各社とも「増設計画を中止すると判断した訳ではない」としています。

原発の増設計画については、国に報告が義務づけられている電力供給計画の中で、毎年、電力各社がこの時期に報告していて、30日までに7社の計画が出そろいました。
それによりますと、増設計画があるのは、すでに計画の中止が表明されていた福島第一原発の7号機と8号機を除く12基で、このうち本格着工していた東京電力の東通原発1号機と中国電力の島根原発3号機、電源開発の大間原発の3基については、営業運転の開始時期が「未定」となっています。
このほかの本格着工されていない9基についても、着工時期、営業運転の開始時期のいずれも「未定」となっています。
「未定」としたことについて、電力各社は「国のエネルギー政策の先行きが不透明ななかで判断できなかった。増設計画を中止すると判断した訳ではない」として、エネルギー政策の見直し状況などを踏まえて、改めて国に報告するとしています。

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