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京王線(8000系)はなぜ先端部分だけ色が違うのですか?
yuku0322さん
京王線(8000系)はなぜ先端部分だけ色が違うのですか?
京王線で、一番前の車両の先端部分だけが白色で、あとの胴体部分はシルバーの電車がありますが(8000系というのでしょうか?)、これはなぜ先端だけ色を変えているのでしょうか??
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- 質問日時:
- 2007/4/3 01:57:47
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- 解決日時:
- 2007/4/7 23:16:03
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ベストアンサーに選ばれた回答
(1)材質の違いで、塗装を必要としている部分であること。
8000系と9000系では色の違う先頭部のみ、普通鋼製で、それ以外の銀色の部分はステンレス製です。ステンレスに比べ加工のしやすい鋼製にすることで、先頭形状を複雑かつ、デザイン性にとんだ物にする。万一の事故時に、復旧しやすくなります。(ステンレスは形状加工がしにくく、無塗装では溶接跡が目立つ。)塗装している理由は鋼製の場合は防サビです。
(2)事故防止と、会社イメージのため、わざわざアイボリーの色を選んでいます。
無塗装部分に似せた、銀色に塗装しても構わないんですが、色の選定は京王電鉄の方針です。京王線の場合、踏切事故防止のため、遠方から列車の存在がわかりやすくする、警戒色の役割を持たせなおかつイメージカラーである伝統のアイボリーの継承という意味があります。
一般に、銀色の電車の多くは、ステンレス製、希にアルミ製の電車があります。京王線の銀色の車両ははステンレス製です。
初期の頃のステンレス車両は、先頭部分も含めて、ステンレスで出来ていましたが、ステンレスは加工が難しく、ゆがみや、無塗装では溶接跡が汚いなど、先頭形状は単調な物になりがちです。(初期の東急電鉄の車両達など・・・苦労の結果、7200系/現7600系のダイヤモンドカットといわれる、多平面構成の車両も生まれました)
京王では、最初期の頃に井の頭線に先頭部上半分が7色の3000系ステンレス車両を入れました。色付きの部分は曲面も持ち、強化プラスチック(FRP)製で、構造部分にプラスチックを利用した鉄道はこれが初めてです。(現在ではその部分は窓の形状交換の際に鋼製に変更されました)その後、大分立ってから、先頭部そのものや、先頭部との継ぎ目にFRPを利用した車両が表れ、単調なステンレス車がおしゃれな正面デザインに出来るため、大流行します。とくに前面の外板と側面の外板との接続部を鋭角とするのではなく、丸みを帯びさせるような、縁取りのプラスチックカバーをつけるスタイルが流行し、業界では額縁スタイルと言うのが増え、現在は、先頭全面プラ、もしくはプラを使わずに乗務員室あたりまで鋼製とするスタイルが増えています。(JRでは205系の額縁/銀塗装、京葉線205系や211系の前面全体/白塗装、小田急1000型/前面全体・銀塗装、など)
プラスチックに部分も銀色に塗っている車両が多く、実際に京王線の7000系(額縁タイプ)でも登場時は先頭部が銀塗装でした。→前述の警戒色や、イメージ統一などの為に、先頭部でステンレスの部分まで含めて数年の後にアイボリーに塗装されました。
先頭部鋼製で塗装というのは結構はやり、名鉄(銀塗装)、新京成(白色塗装)などの類似鋼製が増えています。なお、井の頭線の新型1000系の前頭部も鋼製ですが、3000系(先頭部下半分はステンレス未塗装)のイメージにあわせて、先頭部下半分は、銀色に塗装しています。
会社や時代によって、当然流儀が異なっていますので、無塗装の車両を嫌う会社もあります。京王の車両は一見保守的ですが、先頭部の材質の使い方は、必ず、その後の他社の車両の設計に影響を及ぼすようなアイディアが詰められていると思います。
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- 編集日時:2007/4/6 01:22:34
- 回答日時:2007/4/6 01:17:42
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京王電鉄で、質問の条件に合うのは、9000系(全面の窓が三枚窓)と8000系(大きな窓で黒い部分が大きいやつ)があります。
このようなタイプはJRなど他社でも取り入れてますが、仮に人身事故で、先頭部分がだめになっても、運転席部分だけ交換して、早期復活がはかれるそうです。
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- 回答日時:2007/4/3 07:14:36
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