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厚労省 牛の生レバー提供禁止へ
3月30日 17時7分

牛の生レバーの飲食店での提供を認めるかどうか検討していた、厚生労働省の部会は、食中毒の有効な予防策がないとして、提供を禁止すべきだという結論をまとめました。
厚生労働省は罰則を伴う新たな基準を作り、ことし6月にも飲食店での提供を禁止することにしています。

富山県や福井県などの焼き肉チェーン店でユッケを食べた人に広がった集団食中毒事件を受けて、厚生労働省の部会は去年7月から、牛の生レバーについても飲食店での提供を認めるかどうか検討してきました。
その結果、これまでの調査で、牛のレバーの内部からは、重い食中毒を引き起こすおそれのあるO157などの病原性大腸菌が検出されているうえ、安全性を確保するための有効な予防策がないとして、生レバーの飲食店での提供を禁止すべきだという結論をまとめました。
牛の生レバーの提供について、厚生労働省は飲食店に対して自粛を求めていますが、客の求めに応じ提供する店は後を絶たず、食中毒も発生しています。
厚生労働省は、食品安全委員会に意見を聞いたうえで、違反した場合は罰則を伴う新たな基準を作り、ことし6月にも飲食店での提供を禁止することにしています。

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