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フィギュアスケート:世界選手権 3回転半転倒の真央「楽しさより、真剣な気持ちで」 挑戦、裏目に

 浅田真央(中京大)の持ち味、トリプルアクセル。演技構成に取り入れているライバルは他におらず、成功すれば2季ぶりの世界女王復帰への大きな武器になるはずだったが、29日のショートプログラムでは転倒して4位。逆に、上位との差を広げる結果を招いてしまった。

 回転自体も大きく足りなかったため、1回転少ないダブルアクセルとして採点された。出来栄えを表す評価点でも減点され、このジャンプの得点はわずか1・80点。3回転半を回避し、はじめから2回転半を跳んだ今季のロシア杯SPは4・30点だったことから、失敗した際のリスクの大きさが分かる。

 だが、2回転半を完璧に跳んだとしても、上位層が跳ぶ2連続3回転の得点には及ばない。昨年の全日本選手権後、3回転半に力を入れて練習し、今大会や4大陸選手権で挑戦した理由はそこだ。

 SP終了時点で、浅田とトップのレオノワとの差は約5点。逆転は決して、不可能な点差ではない。フリーでは3回転半に加え、4大陸選手権で挑戦を検討した2連続3回転を跳ぶ可能性もある。「楽しさより、真剣な気持ちの方が強い」と話した浅田。その真摯(しんし)な気持ちが、平常心を取り戻すきっかけになるだろう。【芳賀竜也】

毎日新聞 2012年3月30日 東京夕刊

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