公立八鹿病院(養父市)は29日、救急車受け入れを含む外科系の時間外救急(午後5時から翌日午前8時半)を4月から水曜と金曜の週2回中止すると発表した。
八鹿病院によると、時間外救急は外科、内科各1人が当直し、救急車や来院する急病患者に対応している。外科は高齢の医師を除く10人が交代で勤務している。今月末で1人退職するため、勤務のローテーション維持が困難になったという。
宮野陽介院長は「他の医師も中高年が多く、体力的に常時24時間体制は難しくなった」と説明している。他の曜日や内科系はこれまで通り24時間対応する。
09年から常勤医が1人になっていた産婦人科に4月1日から1人が赴任し、常勤医2人体制となる。
4月から従来の歯科を廃止して歯科口腔(こうくう)外科を開設する。今月末で退職する歯科医2人に代わり、4月1日から鳥取大医学部付属病院から専門医2人が着任する。従来の歯科に加え、口の中の腫瘍(しゅよう)など高度な医療に対応する。診療開始は4月9日。【皆木成実】
〔但馬版〕
毎日新聞 2012年3月30日 地方版
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