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東京電力福島第一原発事故による観光や農作物などへの風評被害を吹き払おうと、福島市が、同市と東京・新宿を結ぶ高速バスの車体にモモなどの果物をあしらった広告を出した。9日午前、第一便が出発した。
車体の両側面にモモ、ナシ、リンゴや吾妻連峰などの自然、後部に「ミスピーチ」たちがデザインされている。福島市役所であった出発式で瀬戸孝則市長は「頑張るぞ福島という意気込みで東京まで走って、PRしてほしい」とあいさつ。客の一人で、同市であった祭りを見に来て、帰る神奈川県相模原市の佐野修一さん(74)は「福島に元気を出していただきたい」と話した。
バスは当面1日1往復し、その後2往復に増便する。