2011年度の国内ゲーム市場規模は4425億円で、前年度を6.4%下回ったことが29日わかった。ゲーム誌編集のエンターブレインが発表した。前年度割れは4年連続で、ゲーム機とソフトを合わせた市場はピークだった07年度の約3分の2まで縮小した。
11年度はソニー・コンピュータエンタテインメントの携帯型ゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」が発売されたが、前年度発売の「ニンテンドー3DS」と同様、右肩下がりの市場を再浮上させることはできなかった。
エンターブレインの調査は全国のゲーム店から販売データを集めているため、スマートフォンや携帯電話向けゲームは含んでいない。ゲーム専用機以外で遊ぶ人が増えていることが、市場縮小の一因とみられる。