朝日放送は29日、日本初のクラシック専用ホール「ザ・シンフォニーホール」(大阪市)を9月にカルチャー教室など運営の滋慶(同市、田仲豊徳社長)に5億7900万円で譲渡すると発表した。朝日放送はホールを譲渡後、滋慶と賃貸借契約を締結し、2013年12月末まで継続使用する。テレビやラジオなど放送事業に経営資源を集中できる体制にする。
シンフォニーホールは1982年にオープン。約1700席を備えるほか、パイプオルガンなど本格的な設備がある。朝日放送は施設の老朽化に伴い今後発生する改修費用などを勘案し、ホールの売却を決めたとみられる。5月11日に譲渡契約を締結し、9月28日にホールを引き渡す。ホールの経営状況について同社は明らかにしていない。
譲渡に伴い、朝日放送は2012年3月期に約18億円の固定資産の減損損失を計上する。
譲渡後もホールの名称は変更せず、クラシック専門という形態も継続する。滋慶は音楽やダンスの専門学校などを運営する学校法人滋慶学園グループの関連会社。同社は演奏者や音楽機材のエンジニアの育成にホールを活用したい考え。
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