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道警「男社会」脱却へ 10年後、女性1.5倍目指す

(03/30 09:33)

 道警は2012年度から段階的に女性警察官を増員し、22年度までに定員(1万494人)の10%に当たる1059人とする計画を固めた。少子化などを背景に優秀な人材を幅広く確保するのが目的で、今後、女性の採用数を拡大するほか、女性が配属される職場も増やし、「男社会」のイメージ脱却を狙う。

 道警の女性警察官の割合は、1991年度が1・0%、01年度が4・8%、11年度が6・7%と徐々に上昇。計画では22年度までに女性警察官を11年度の709人から約1・5倍とし、10%を達成する方針。

 これに伴い、12年度は春と秋計2回の採用予定者数470人のうち、80人を女性としたほか、今後、出身大学の後輩を勧誘する女性リクルーターを増やすなどして受験者数の確保を目指す。また、出産などで退職した職員の再雇用制度の導入も検討する。

 一方、女性の職務も拡大傾向で、12年度には美唄署で道警初の女性署長を起用。ほかの職場でも順次、女性の比率を高めていく方針だ。

 12年度第1回の採用試験受験者の申し込みは、4月2日〜18日。問い合わせは道警採用センター、フリーダイヤル0120・860・314へ。

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