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2012年3月29日(木) 19:14 |
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特産目指しパッションフルーツ栽培
南国生まれのフルーツが、晴れの国・岡山で順調に育っています。 ブラジル原産の果物「パッションフルーツ」を岡山の新たな特産品にと、瀬戸内市の農園が本格的な栽培に取り組んでいます。
トロピカルフルーツとして知られる、パッションフルーツです。 さわやかな香りが特徴で、果肉は甘酸っぱく、種ごと食べられます。 栽培しているのは、瀬戸内市邑久町の農業法人です。 瀬戸内海が見下ろせる日当たりの良い高台にハウスがあります。 これまで、農園では主にマンゴーを栽培してきました。 しかし、マンゴーは収穫の時期が5月〜7月の3か月間と短いことから、安定した経営のために新たな作物を探していました。 パッションフルーツは、露地栽培で7月〜8月に収穫ができ、害虫に強く成長が早いため、特産品化を視野に農園での栽培をはじめたものです。 収穫するときには赤紫色の実をつけます。 パッションフルーツはつる性植物のため、夏場に建物の壁を覆う「グリーンカーテン」としての需要も見込まれています。 収穫を終えても、つるは30m程の長さまで成長するということです。 農園では、パッションフルーツの苗も生産しています。 20cm〜30cmほどに育てた苗・650鉢を、4月中にも瀬戸内市内の直売所や産直市で販売するということです。 手軽に栽培ができるというパッションフルーツ。 晴れの国の天候を生かして、岡山の特産となる日も遠くないのかもしれません。
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