広島県の新観光キャンペーン「おしい！広島県」が27日始まり、東京都内で発表会があった。ウェブサイトで発表していた謎めいたスローガン。熊野町出身のタレント有吉弘行さんは「広島県にはいいものがいっぱいあるのに、あまり知られていないのが『おしい』」などとアピールした。

　この日から１年間のキャンペーン。有吉さんが「広島県おしい！委員会」の委員長、福山市出身のタレント杉原杏璃さんが秘書を務める。湯崎英彦知事とともに県をＰＲする動画「おしい！ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ」を紹介。「『おしい』を『おいしい』に変えていこう」と呼び掛けた。

　有吉さんは普段の“毒舌”を封印し、広島愛を前面にトーク。平松邦夫前大阪市長も同席し、お好み焼き談義に花を咲かせた。

　委員会には歌手の西城秀樹さんら県出身者が名を連ね、魅力をブログで発信する。県が認定した特産品や観光地を「おしい！名鑑」として登録。身の回りの「おしい！」も募集し、毎月「ベストおしい！」を選ぶ。

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【写真説明】「おしい！広島県」をＰＲする（左から）杉原さん、有吉さん、湯崎知事、平松前大阪市長＝東京・池袋（撮影・坂田一浩）