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日本開幕戦 震災犠牲者遺族が始球式
3月29日 1時6分

大リーグの日本での開幕戦が28日夜、東京ドームで行われ、東日本大震災の犠牲者を追悼し、被災者を支援する取り組みの一環として、宮城県石巻市で亡くなったアメリカ人女性の遺族が始球式に臨みました。

大リーグは、28日から2日間、東日本大震災で犠牲となった人々の追悼や被災者の支援などを掲げ、東京ドームで開幕戦を行います。
その一環として、去年、石巻市で津波に巻き込まれて亡くなったアメリカ人の英語指導助手、テイラー・アンダーソンさん(当時24)の両親など被災地支援を続けてきた4人が始球式に招かれました。
始球式に先立ち、それぞれの支援の様子が映像で紹介され、このうちテイラーさんの両親は、「日米の懸け橋になりたい」という娘の遺志を継いで基金を立ち上げ、被災地の子どもたちに図書を贈る活動が紹介されました。
そして、テイラーさんの父親のアンディーさんら3人が同時にボールを投げ、会場から大きな拍手を受けていました。
始球式を終えたアンディーさんは「開幕戦という舞台で亡くなった娘のことを取り上げもらい、感謝しています。娘が愛した日本と日本の子供たちのために今後も石巻とつながりを持ち、支援活動を続けていきたいです」と話していました。

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