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原発20キロ圏 魚介類の調査開始
3月29日 5時41分

原発20キロ圏 魚介類の調査開始
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原発から20キロ圏内の警戒区域になっている福島県沖で、生態系への影響を調べたり、漁の再開を検討したりする情報を提供するため、東京電力は、29日からこの海域で魚介類を採取し、放射性物質の影響を調べることになりました。

福島第一原発から半径20キロの沖合は警戒区域になっていて、漁ができなくなっているほか、魚介類への放射性物質の影響を調べる本格的な調査も行われておらず、地元の漁業組合や研究者などから調査の要望が出ていました。
東京電力によりますと、調査は、20キロ圏内にある20地点で、底引き網や刺し網などを仕掛け、十数種類の魚や貝などを採取し、含まれる放射性物質の種類や濃度を調べるということです。
魚介類の調査は、国や福島県などが20キロより外の海域では行っていますが、20キロ圏内で本格的に行われるのは初めてです。
東京電力は、29日から6月まで漁業関係者の協力を得ながら調査を行い、生態系への影響を調べたり、漁の再開を検討したりするための情報を提供したいとしています。

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