数年前は、ここまで予見できただろうか。
「ミク関連の消費額は、すでに100億円を超えた」。先日、SankeiBizによって報じられたこのニュースは瞬く間にネットに広まりました。詳細はSankeiBizのページをご覧ください。
クリプトン・フューチャー・メディアから発売された『初音ミク』はDTMソフトの一つ「VOCALOID」として世に送り出され、そのパッケージに描かれたその可愛い容姿から様々な二次創作が生まれました。その後、ミクさんを用いた楽曲がたくさん生まれ、PVが作られるようになり、彼女に「人格」なるものが付帯するようになりました。その頃のミクさんは、もはやソフトウェアという一言では括り切れなくなっていたように思えます。
ミクさんの勢いは留まることを知らず、今では多くの関連商品がリリースされています。フィギュア、ゲーム、CD、最近はCMにまで起用されるようにもなりましたね。そしてとうとう、その消費額100億円超え。わたしたちの身近に、今現在どれだけのミクさんグッズが溢れているのでしょうか。
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筆者の場合は、VOCALOID・フィギュア数体を購入しているので、ざっと計算して4万円くらいミクさん消費額に貢献してることになります。Kotaku編集部内でも聞いてみたところ、こんな数字がとれました。
R氏: 主にフィギュア。総額約5万円
K氏: フィギュア+CD。総額約1万円
I氏: CD(主にレンタル)。総額約4000円
H氏: ゲームソフト、ライブ、CD、フィギュア、DVD/BD等...総額不明(10万は超えてる)
個人によってばらつきはあれど、Kotaku編集部だけでも数十万円ミクさんに捧げていることになりますね。決してこの投資額がミクさんへの愛情にイコールというわけではありませんので、あしからず。
ちなみに、1996年から累計2億本以上の売り上げを誇る任天堂『ポケットモンスター』の関連商品総額は3兆円を超えると言われています。数字上ではまだまだ太刀打ちできませんが、ポケモンを引き合いに出されるほどに成長した、といえばミクさんも鼻が高いでしょう。
『初音ミク』がリリースされてもうすぐ5年。 いや、まだ5年なのかもしれません。まだまだ成長過程の(胸じゃないですよ)ミクさん、今後はどのような展開をみせていくのやら。
初音ミク、"リアル"に商機 ライブ・カラオケ・CM...関連消費100億円超 (1/3ページ) [SankeiBiz]
(ヤマダユウス型)