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標高の詳細データ ネットで公開3月29日 6時44分
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津波や洪水などの被害の予測に役立てるため、国土交通省は、航空機を使って測量した全国各地の沿岸部や川の近くの詳細な標高のデータをインターネットで公開しました。
公開されたのは、沿岸部や大きな川の近くを中心とした13万4000平方キロメートルに及ぶ全国各地の詳細な標高のデータです。
地面の高さの違いを数センチの単位で判別できる特殊なカメラを搭載した航空機で測量したもので、地図情報と組み合わせることで、5メートル四方のメッシュで標高が色分けされた図面を見ることができます。
津波や洪水、高潮による浸水被害を予測するハザードマップの精度を高めたり、津波で市街地がどの程度浸水するかのシミュレーションのためのデータとして、活用したりすることが期待されるということです。
データが見られるのは、すでに公開されている一部を含めると国土の45%に当たる広さで、国土交通省は、今後、東日本大震災の被災地や東海・東南海・南海地震などの地震が予測される地域を中心にさらに詳細な測量を行うことにしています。
この標高のデータは、国土地理院のホームページに「基盤地図情報」という名称で公開されていて、誰でも見ることができます。
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