民主党の菅直人前首相ら有志議員は28日、脱原発を目指す勉強会「脱原発ロードマップを考える会」の設立に向けた準備会合を国会内で開いた。今週中に参加者を募り、4月上旬に設立総会を行う。
野田政権の原発再稼働に向けた動きをけん制する狙いがある。会合後、平岡秀夫前法相は「なし崩し的な原発再稼働は国民の理解を得られない」と述べた。
会合には、江田五月元法相ら菅氏に近い議員を中心に25人ほどが出席。冒頭、菅氏は「(脱原発の)しっかりとした方向性を政権与党として持つと同時に、国民的な広がりを持った意見として国の方針に反映できればいい」と強調した。