福島第一原発2号機の格納容器にたまっている水の深さが60センチしかないことが、2度目の内視鏡調査で明らかになりました。
前回1月の調査では、開口部から垂らした内視鏡が水面に届かなかったため、今回はより長いものを挿入しました。その結果、格納容器の底から60センチの高さで水面を確認しました。2号機は毎時9トンの注水を続けていますが、ほとんどが格納容器の外に漏れていることになります。
東京電力:「水が圧力抑制室などを通じて、原子炉建屋側に漏れている」
ただ、内視鏡につけた温度計によりますと、水温は約50度で、容器の底に溶け落ちたとされる燃料は確認できませんでしたが、東京電力は「深さ60センチの水で冷やされている」と説明しています。
撮影:東京電力