自民、公明両党の幹事長らは28日、東京都内で会談し、田中直紀防衛相への問責決議案を提出する方針で一致した。国会答弁の迷走ぶりなどを踏まえ、大臣の資質がないと判断。来週中にも参院に提出する。
会談では、自民党の石原伸晃幹事長が「田中氏の迷走は目に余る」と指摘。北朝鮮が4月12日以降に長距離弾道ミサイル発射を予告していることから、公明党幹部は「ミサイルが飛んでくる前だからこそ、代える必要がある」と語った。
今後、自公両党で決議の内容や提出時期を調整する。自民党内には、4月5日の新年度予算成立の直後に提出する案が出ている。
野田内閣では昨年12月、当時の一川保夫防衛相、山岡賢次消費者相の問責決議が可決されている。