■ 原発20キロ圏、東電が魚介類を初調査
福島第一原発から半径20キロ圏内の海で、29日から魚のサンプル調査が始まりました。
原発の警戒区域にある海では、これまで海水や海底の土の放射性物質の調査は行われていましたが、魚介類についての調査は29日が初めてです。29日朝は、漁業者と東京電力の担当者が福島県いわき市の久之浜漁港から船を出し、警戒区域に向かいました。そして、第一原発からおよそ18キロの河口付近で、コウナゴの検体を採取しました。 「漁場がもともと久之浜から北(20キロ圏内)。何とも言えない、行ったってつらくて。商売できない」(調査に参加した漁師) 検体は千葉県の研究機関で検査し、およそ2週間後に結果が公表されるということです。(29日11:39)
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