島根県吉賀町の大井谷地区にある棚田。歴史は６００年前にさかのぼり、室町時代に開拓されました。清らかな水と南向きの日当たり、昼と夜の温度差など美味しいお米を作る条件に恵まれ、江戸時代には津和野藩主への献上米も作っていたと言います。このような歴史と景観は全国的にも認められ、日本の棚田百選にも選ばれています。棚田の数は６００枚以上に及び、地元の人たちによって石垣の積み直しや補修を繰り返し、今日も１４戸の農家によって守り続けられています。