アフリカ東部・エチオピアにある約340万年前の地層から、新種とみられる初期人類の足の化石を、米クリーブランド自然史博物館などのチームが発見、29日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
エチオピアでは、同じ時代に「ルーシー」の愛称で知られるアファール猿人(アウストラロピテクス・アファレンシス)がいた。新種は、アファール猿人とは違い、直立二足歩行に適した土踏まずをつくる弓形の構造がなく、足の指で物をつかめるのが特徴。アファール猿人の方がより、現生人類の祖先に近いと考えられるという。
チンパンジーとの共通祖先から分かれて進化したとされる初期人類は、同時代の300万~400万年前はアファール猿人などアウストラロピテクスの仲間だけだったのか、それとも複数の種類がいたのか長年議論になっている。チームは「系統は多様だったのではないか」と指摘している。
チームは、2009年に見つかった右足の8本の骨を詳しく分析。つま先や関節の形から二足歩行する初期人類の仲間であることをつきとめた。
形の特徴が、最古の初期人類とされる約440万年前のラミダス猿人に近く、樹上で生活しつつ、地上では二足歩行をしていたとみられる。(ワシントン=共同)
クリーブランド自然史博物館、アファール猿人、初期人類、エチオピア
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