世田谷区は28日、区と警察署が連携して行う自転車講習に参加した中学生以上の区民に、受講を証明するシールと受講証を配ると発表した。4月1日に制定される「世田谷区民自転車利用憲章」を周知し、自転車の交通安全について意識を高めてもらうのが狙い。
区内では11年度、中学生や高齢者、一般の区民を対象とした自転車の交通安全教室が22回開かれ、計約6000人が参加した。12年度も同じ程度、計画されている。
シールは自転車に張ってもらえるよう反射板になっていて、憲章の柱である「正しく 優しく 楽しく」の言葉が記されている。受講証は名刺サイズで、防犯登録番号などを書き込む欄もある。
憲章は自転車に乗る心構えについて世田谷区が独自に定める行動規範。条例のように法的拘束力や罰則はない。区交通安全自転車課は「一人一人が憲章に基づいてルールを守り、マナーの向上に努めるきっかけになれば」としている。【黒田阿紗子】
〔都内版〕
毎日新聞 2012年3月29日 地方版
4月1日北リアス線田野畑~陸中野田間復旧
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