「創価学会・公明党批判」(3)
「創価学会・公明党批判」(3)
宗教を語る時、日本人ほど大らかな宗教観をもつ民族は、他にないことに気付きます。我が家でも、朝、神棚に燈明を灯し、柏手を打って今日1日の無事を祈る。仏壇に線香を燻らせ先祖の霊に感謝する。
これが一般家庭の朝の習慣です。勿論最近の若者の家庭ではその余裕はないかも知れません。しかし神を祀り仏を敬う。神仏混淆の慣習は、日本人には当たり前のことで、不思議に思う事はありません。
創価学会が「政教分離問題」で非難されるのは、当然のことでしょう。創価学会がその支持政党である公明党の選挙を組織的に行うことや、その手法などについての批判が当初からある。批判者は、選挙戦で学会首脳が陣頭指揮を執り、学会の機関紙聖教新聞に会員を鼓舞する記事が掲載されると指摘しています。
公明党の前身「公明政治連盟」の設立された当初、公明政治連盟は完全に独立した組織ではなく、創価学会文化部内公明政治連盟という創価学会の一組織であった。公明党へ名称を変更した後もあくまで創価学会文化部の一組織に過ぎなかったため、宗教団体の政治参加という意味合いが強く、批判の対象となったのであります。
聖教新聞、『創価新報』など機関紙や系列の雑誌などは、かつての宗門・日蓮正宗の管長(日顕)や僧侶、冨士大石寺顕正会、山崎、矢野、竹入など学会や公明党と袂を分けた者や学会に批判的なジャーナリストや雑誌(『週刊新潮』、『週刊文春』)などの主張に対し反論を行う。反面、都合の悪いことにはコメントしないという実態も存在した。
創価学会へのネガティブキャンペーンの一つ。自民党は1996年頭の運動方針に「いま、わが国の政治にとって最も憂うべきは、宗教団体・創価学会が「新進党」という政党の皮をかぶって国民を欺き、政治の権力を握ろうと画策していること」という文言が存在します。しかし、その後、公明党と連立を組む展開となっています。
著名人による批判は枚挙の暇がない。
- 内藤国夫 - 「政界に進出し、国家権力と結びつく、また結びつこうとする権力志向、権力依存の宗教団体は邪教だということだ。オウムよりはるかに始末が悪い」。
- 田中角栄 - 「池田大作はヒトラー。学会員はまるで法華さんの太鼓を叩くヒトラーユーゲントだ」と発言。
- 浅見定雄(元東北学院大学教授) - 「メンバーが結果的に一つの政党しか選ばなかったり、その宗教団体の指示による以外は他の政党に投票することもない−創価学会の指示で信者が自民党に投票する場合のように−もしそういう宗教があれば、その宗教は必ず政教分離の原則を破っているのであり、また恥ずかしいことだが、非常に未成熟で前近代的な宗教である」
- 乙骨正生 - 月刊誌「フォーラム21」を立ち上げる。
- 俵孝太郎 - 学会に批判的な組織四月会の代表幹事。
- 愛川欽也 - 出演番組で、公明党を批判。また、愛川が創価学会員であるというデマを流された経緯から自身のHPで創価学会へ意見を表明。
- テリー伊藤、佐高信 - 共同著書にて創価学会を批判。
- ビートたけし、野田秀樹 共同著書にて創価学会を批判。
- 太田光、小林よしのり、筒井康隆、山崎豊子、いしいひさいち、勢古浩爾 - 自身の著書で創価学会を批判。
- 忌野清志郎 - 「宗教ロック」で創価学会を批判しているが創価学会ではなく宗教全体を批判しているとの声もある。
- きっこ(有名ブロガー) - ブログ上で創価学会を批判。
- ピーコ、ラサール石井、勝谷誠彦、金美齢、やしきたかじん、桜井よしこ、北野誠、竹内義和 - 出演番組で創価学会を批判。
- 杉田かおる - 自書「杉田」で創価学会を批判、主に池田大作や創価学会幹部の堕落振りを暴露した。
- 大槻義彦 - ブログ『大槻義彦のページ』で池田大作・創価学会・公明党を政教分離の観点から批判。
- 田中康夫 - 2009年8月30日に行われた衆議院議員選挙において兵庫8区より立候補した際、街頭演説などで公明党関係者ならびに学会員から激しい選挙妨害を受けたことをラジオで暴露した。この選挙では田中が冬柴鉄三を破って当選した。
- 桂ざこば - 2009年8月30日に行われた第45回衆議院議員総選挙に関する毎日放送の特別番組(関西地域で放送)にて、兵庫8区での冬柴鉄三の落選について「落ちるということは信心が足らんということなんですか」と発言、また別の出演番組では「池田大作に会った。金ごっつい遣ってるんやろうなあ」と発言し翌週番組スタッフが陳謝した。
- フロランスラクロワ - パリの国立研究院の博士。十数年にわたり創価学会を取材・研究を重ね、「創価学会、タブーの解剖」 というフランス国家博士論文を書き上げ発表する。
以上のような批判の嵐に、創価学会は如何に答えたでしょう。創価学会に関するデマ、風説、疑惑等には緘黙を貫いています。反論することで、世論を敵に回すことを恐れたのでしょう。 熱海の爺
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