社会

愛知の工作機械会社、情報流出1万件以上か
(愛知県)
 企業の機密情報を不正に持ち出したとして、中国国籍の男が逮捕された事件で、男は1万件以上の機密情報を持ち出していたとみられることが28日、分かった。警察の調べでは、不正競争防止法違反の疑いで逮捕された唐博容疑者(31)は、勤務先の愛知県大口町の工作機械メーカー最大手「ヤマザキマザック」のサーバーコンピューターから、工作機械の設計図面データを不正に持ち出した疑いがもたれている。その後の取材で、唐容疑者がほかにも1万件以上の機密情報を持ち出していたとみられることが分かった。会社の調査に唐容疑者は、「勉強のため」などと話していたという。警察は、企業の機密情報を国外などに持ち出す「産業スパイ」の疑いもあるとみて、事件の全容解明を急いでいる。
[ 3/28 12:44 中京テレビ]