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【神奈川】

瀬谷高線量 横浜市が密閉完了

放射性物質で汚染された土を密閉して埋める作業員=横浜市瀬谷区で

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 横浜市瀬谷区二ツ橋町の二つ橋小学校に隣接する排水路跡地で、毎時六・八五マイクロシーベルトの高い放射線量が検出された問題で、同市は八日、放射性物質に汚染された土をコンクリート製の箱(高さ約九十センチ、直径約五十センチ)に閉じ込める除染作業を終えた。

 市によると、除染作業後、現場の放射線量は最大〇・一七マイクロシーベルト(高さ一センチ)に低下し、除染が必要な目安を下回った。

 作業は汚染土を袋に入れて、現場に埋めた箱十個の中に詰め込んだ。その上から汚染されていない土をかけて埋めた。

 作業は当初、五日に実施予定だったが、雨で延期。七日に土を取り除く作業をしたが、一部で放射線量が下がらなかったため、八日も続けられた。

 作業を見守った地元の瀬谷第四連合自治会会長の小野栄一さんは「(高い放射線量が出て)びっくりしたが、低下して少し安心した。原因も分かって良かったが、こういうことがないようにしてほしい」と話した。

 一方で、子どもを同校に通わせる父親は「作業が終わる前から、校庭で体育をしていた。学校の対応は疑問だ」と不満を漏らした。

  (荒井六貴)

 

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