社会

原発から20キロ圏内の海の汚染状況は
(福島県)
原発から20キロ圏内の海では、海水の汚染は減少傾向にあるものの、魚のエサになるプランクトンの汚染がいまも比較的高いレベルにあることがわかった。
日本海洋学会の調査によると、去年の11月から12月にかけて、原発から20キロ圏内の海域で、海水やプランクトンなどを採取し調べたところ、海水の放射性物質の濃度が最大で1リットルあたり0.4ベクレルと、1ベクレルを下回った。
しかし、魚のエサになる動物性プランクトンの汚染は、最大で1キログラムあたり365ベクレルと、今も比較的高い汚染レベルにあることがわかった。
調査グループでは、「海水の汚染レベルが減少傾向にあるのに対して、どうしてプランクトンが比較的高いのか、原因はわからない」としている。
[ 3/28 20:22 福島中央テレビ]