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ストーカー殺人 第三者で再調査を
3月26日 19時4分

ストーカー殺人 第三者で再調査を
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長崎県西海市で起きたストーカー殺人事件で、被害届の相談を受けた千葉県の習志野警察署の署員らが被害届の受理を先送りして慰安旅行に行っていた問題で、被害者の遺族らが「警察の調査では信用できない」として、千葉県警察本部に第三者による再調査を求めました。

去年12月、長崎県西海市で、ストーカー被害を受けていた女性の母親と祖母の2人が殺害された事件では、女性の父親が事件の10日前、千葉県の習志野警察署に被害届を出そうとしました。
しかし、警察署は「1週間待ってほしい」と伝え、この間に事件を担当した刑事課や生活安全課などの署員12人が2泊3日の北海道旅行に行っていました。
千葉県警は、この間の経緯について改めて調査を行っていますが、被害者の遺族らは「警察の調査では信用できない」として、24日、長崎県警の担当者に対し、第三者による再調査を行うよう千葉県警に要請しました。
長崎県警は26日、この要請を千葉県警に伝えたということです。
千葉県警は、事件に対する警察の対応の検証結果を遺族に伝えた際、旅行について報告しておらず、遺族の中からは「検証結果自体が信じられず、改めて警察は信用ならないと思った」という声が出ていました。
殺害された祖母の親族の1人は「旅行をしていたことが明らかになったあと千葉県警からもう一度調査するという連絡があったが、親族で話し合った結果、警察がもう一度調べても意味がないという話になり第三者に調べてもらうようお願いした」と話しています。
これを受けて,千葉県警察本部は電話で遺族に連絡しましたが、第三者による再調査を行うかどうかについては触れず、現在、前回の検証に関わっていないほかの担当者で体制を組んで再調査を進めていると説明したということです。

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