21日午後2時10分ごろ、光州市西区の中学校で、中学生がポケットに入れて携行していたスマートフォン最新機種のバッテリーが爆発する事故があり、中学3年の男子生徒がやけどを負った。
保護者によると、生徒はサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS2」の予備バッテリーを分離状態でズボンの後ろポケットに入れていたところ、中で爆発したという。生徒はバッテリーをポケットから取り出そうとした際、尻と指にやけどを負った。
生徒は登校後、校内でスマートフォンを使用してはならないという規定に従い、学校側にスマートフォンを預けた状態で、バッテリーだけをポケットに入れて持ち歩いていた。
生徒が通う中学校の校長は「5時間目が始まる直前、生徒のポケットでポンという音がして、煙が出た。すぐに保護者に連絡し、生徒を病院に向かわせた」と説明した。
問題のスマートフォンは、昨年12月半ばに光州市内の代理店で購入したもので、爆発事実をサムスン電子に通報したところ、破損したバッテリーを回収していったという。サムスン電子関係者は「バッテリーの発火は、バッテリーが分離状態で起きたもので、バッテリーメーカーと事故原因の分析を進めている。原因究明には時間がかかる見通しだ」と説明した。