「北朝鮮は50年前の光景」 オバマ大統領がDMZ訪問

李明博大統領とソウルで首脳会談

「北朝鮮はミサイルを発射すればより厳しい制裁を受ける」

 26日に開幕する核安全保障サミットを前に、李明博(イ・ミョンバク)大統領と米国のオバマ大統領は25日、大統領府でおよそ1時間にわたり首脳会談を行った。会談で両首脳は「北朝鮮による長距離ミサイル発射計画は、国連安全保障理事会決議と米朝合意に違反するもので、国際社会の平和と安全を脅かす挑発行為だ」とした上で、北朝鮮に対し「発射計画の撤回」を要求した。会談直後に行われた共同記者会見で、オバマ大統領は「(これまで)北朝鮮は国連安保理決議に違反するたびに、さらに厳しい孤立、より強い制裁措置を受けてきたが、今回もそれが繰り返されることだろう」「北朝鮮に対する食糧(栄養)支援は(提供が)難しくなる」などと述べた。

 この日朝韓国に到着したオバマ大統領は、最初に軍事境界線から25メートル離れた非武装地帯(DMZ)内最北端のウォレット哨所(OP)を訪問した。現地でオバマ大統領は、在韓米軍兵士たちに対し「皆さんは自由の最前線を守っている」と激励、また会見では「DMZから北朝鮮側を見ると、まるで50年前の光景を目にしているようだ」と述べた。

崔賢默(チェ・ヒョンムク)記者
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