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【スポーツ】浦和学院、8強 山根、満塁一撃2012年3月28日 紙面から ◇センバツ高校野球<第6日>昨秋の関東大会を制した浦和学院(埼玉)が2−0で三重を破って、ベスト8に一番乗りした。森士(おさむ)監督が広島からスカウトした山根佑太外野手(2年)が値千金の2点打。相手を下回るわずか2安打で10年ぶりの準々決勝に進んだ。 大阪桐蔭は、藤浪晋太郎投手(3年)の本塁打などで5−3で九州学院(熊本)を破って5年ぶりの8強入り。関東一はエース中村祐太投手(2年)の完封で、準優勝した1987年以来25年ぶりとなるセンバツ勝利を挙げた。 森監督の秘蔵っ子が決めた。8回2死満塁で、浦和学院の山根佑太外野手(2年)が値千金の決勝2点タイムリー。2死二塁から3、4番が連続四死球の後の初球、内角高めの直球を右前に打ち返した。「秋の大会で貢献できなかったので、すごくうれしい」。一塁ベース上で思わずガッツポーズも飛び出した。 広島・大州中3年のときは、ヤングひろしまで3番エース。ヤングリーグ全国大会で準優勝し、少年硬式野球の頂点を争うジャイアンツカップに出場。東京ドームで、森監督の目にとまった。「一緒に優勝を目指さないかと誘ってもらった。浦和学院のことはよく知らなかったが、広島の大竹投手の出身校と聞いて、ああそうなんだと思った」。初めての埼玉での生活は、広島弁が分かってもらえず戸惑いもした。だが、着実に努力する男は、一緒に、ヤングひろしまから入部した伊藤とともに、すぐにチームに認められた。 浦和学院では1年春から外野手として出場。守備力に難があり、秋は控えに甘んじることが多かったが、天性のリストの柔らかさと初球から振っていける打撃センスは森監督も高く評価。今大会は、初戦の敦賀気比戦に8番で2安打。この日は初の5番に起用された。三重の右腕・三浦のスライダーを打ちあぐね、7回にエース佐藤がようやく初安打の苦しい展開だったが、小学校のときにソフトボールで鍛えた動体視力で直球にめっぽう強い山根がワンチャンスを仕留めた。 甲子園初戦連敗を5で止めると連勝。わずか2安打で、三重を振り切って、2002年以来10年ぶりとなるセンバツ準々決勝進出。「次も自分がクリーンアップを任されるなら、チャンスで打ちたい」と山根。ニューヒーローが誕生した関東王者が、準々決勝で大阪桐蔭の藤浪に立ち向かう。 (小原栄二) PR情報 
 
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