日本相撲協会は28日に大阪市の大阪府立体育会館で夏場所(5月6日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、春場所で13勝2敗だった関脇鶴竜(26)=井筒=の大関昇進を正式に決める。その後、雷親方(元前頭春日富士)と錣山親方(元関脇寺尾)が使者として大阪市天王寺区の法岩寺に赴いて吉報を伝える。
鶴竜の父・マンガラジャラブさん(54)と母・オユントゥグスさん(51)が27日、モンゴルから来日。伝達式に同席することになった。「家族の支えがなければここまでこられなかった。本当に感謝しています」と鶴竜はうれしそうだ。「今夜は両親の食べたいものを選んで食事に行ってきます」と親子水入らずでくつろいで、一世一代の晴れ舞台に向かう。 (竹尾和久)