中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

岩隈、“第2の故郷”で野球教室 今後も支援継続

2012年3月28日 紙面から

 岩隈久志投手(30)が27日、今後も“東北愛”を貫き、東日本大震災の復興支援を続けると宣言した。宮城県石巻市で大リーグ(MLB)機構などが主催する少年野球教室に参加。昨季まで楽天の一員として過ごした「第2の故郷」への恩返しを約束した。

 「子どもたちは元気に過ごしているように見えるけど(完全な復興は)まだまだ。今後も支援を継続していきたい」

 1年前の記憶がよみがえる。津波の被害を受けた三陸地域を訪れるのは昨年4月8日に楽天の慰問団の一員として同県女川町を訪れて以来。その時は家を流された少女3人と出会い、「君たちにはこれから明るい未来が絶対に待っているから」と涙ながらに励ましの言葉を送った。

 この日はマリナーズ、アスレチックスから計6人の選手が参加し、マ軍のウェッジ監督も同行。市内から集まった約100人の野球少年を指導した。開会式ではMLB機構と選手会から同市に義援金50万ドル(約4000万円)が寄贈された。

 岩隈は26日の巨人との親善試合に先発して4イニング6失点。ひとまず中継ぎでシーズン開幕を迎えることになるが、「(石巻で)パワーをもらった。人の力ってすごい。僕も頑張って明るいニュースをお届けしたい」。

 1日でも早く先発ローテに戻って被災地のファンをもっともっと勇気づける。 (鶴田真也)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ