03/26 01:12 更新
細野環境大臣が25日福岡県の小川知事らと会談し、がれきの広域処理について「前向きな取り組みを」と要請しました。細野大臣は25日、福岡県の小川知事と福岡市の高島市長に対し「被災地はこの夏、どうやってがれき問題に取り組み復興をやり遂げるかが最大の課題」と述べたうえで、広域処理について「前向きな取り組みを」と要請しました。これに対し小川知事は「焼却施設のある市町村と住民の理解と協力が不可欠だ」としたうえで、県が開く説明会でがれき受け入れの検討を各自治体に要請すると応じました。細野大臣は「自信を持って8000ベクレル(国基準)であれば、通常の処理をしていただいて大丈夫と説明するが、それを市町村の皆さんや県の皆さんに納得していただけるよう説明を尽くしたい」と述べました。一方、福岡市の高島市長は「専門的な知識を持った職員を被災地に派遣したい」と提案し、現時点で受け入れ困難とする市の立場に理解を求めました。