03/25 19:01 更新
東日本大震災で発生したがれきの広域処理を進めるため、細野環境大臣が25日北九州市を訪れ、北橋市長にがれきの受け入れを要請しました。25日に北九州市役所で行われた会談で、細野環境大臣は宮城県石巻市のがれき受け入れを要請したうえで、費用は国が責任を持つと明言しました。これに対し北九州市の北橋市長は「職員を石巻市に派遣して調査を行い、専門家の意見も聞いて判断したい」と述べました。北九州市は、がれき受け入れの決議を市議会が全会一致で可決したことを受け、前向きに検討を進めることを明らかにしています。細野環境大臣は「北九州市が前に出ていただくということは、全国的な広がりにつながってくる非常に大きな1歩だと思っていますので、町や福岡県とも協力して、なんとか結果を出すことが出来るようにしていきたい」と話していました。また会談後、細野大臣は小倉駅前で街頭活動を行い、市民にがれき受け入れへの理解を呼びかけていました。