NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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武雄市長　がれき議論を要請

東日本大震災で発生したがれきの問題について、受け入れを検討している武雄市の市長がごみ処理を共同で行っている周辺の自治体に対して、がれきの受け入れに関する議論を進めるよう要請しました。被災地のがれきの処理をめぐって武雄市の樋渡啓祐市長は武雄市議会ががれきの受け入れを求める決議を行ったことを受けて、自身も地元の了解などを条件に受け入れに前向きな姿勢を示しています。樋渡市長は２７日、ごみ処理を共同で行っている杵藤地区広域市町村圏組合の会合で、ほかの２市４町の首長らに対してがれきの受け入れに関する武雄市の状況を説明しました。その上で、樋渡市長は、「皆さんの納得をなくしてがれきを受け入れることはない。地元に持ち帰って議論していただきたい」と述べて各自治体で議論を進めるよう要請しました。がれきの受け入れ問題については政府が今月、がれきの受け入れを正式に要請する文書を地方公共団体に送っています。会合のあと、武雄市の樋渡市長は「早い時期に国や県に説明会を開いてもらいたい。そのあとに杵藤地区で議論を進めていきたい」と話していました。また、杵藤地区広域市町村圏組合に入っている嬉野市の谷口太一郎市長は、「住民にどうすれば理解してもらえるのか。慎重に考えなければいけないと思う」と話していました。

03月27日　18時52分

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