トップページ社会ニュース一覧気仙沼港 燃料供給のタンカー配備へ
ニュース詳細

気仙沼港 燃料供給のタンカー配備へ
3月28日 7時22分

津波で船の燃料を備蓄していたタンクが流された宮城県気仙沼港では、漁が盛んになる夏から港に入る漁船が増えて燃料不足のおそれがあることから、供給態勢を強化するため小型のタンカーが港に配備されることになりました。

気仙沼港では船の燃料を備蓄していた20基余りのタンクが流され、全漁連=全国漁業協同組合連合会は燃料を積んだ船を港に配備し、仮設の給油基地として漁船に供給しています。
ただ、今後、夏から秋にかけてはカツオ漁やサンマ漁のため気仙沼港を利用する漁船が増えることが予想されていて、船に供給する燃料が足りなくなるおそれがあるということです。
このため全漁連は供給態勢を強める必要があるとして、小型のタンカーを港に常駐させる方針を固めました。
このタンカーにはおよそ300キロリットルの燃料を積むことができるということです。
全漁連はタンカーを来月上旬にも配備し、当面1年間、常駐させることにしています。
全漁連は「燃料の安定供給に努めることで気仙沼の復興に協力したい」と話しています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ