大阪市交通局職員、リスト捏造認める
(大阪府)
大阪市交通局の労働組合が作ったとされた選挙で前の市長への支援を求める職員のリストが出回っていた問題で、リストを市議会議員に送って内部告発した30歳代の非常勤職員が27日、「ねつ造」したことを認めた。この問題は大阪市の橋下市長が代表を務める大阪維新の会の杉村幸太郎・市議が、去年行われた市長選をめぐり「組合が前の市長を応援するための職員リストを作成している」との内部告発を受け、議会で追及していた。組合は「リストはねつ造だ」と反発し刑事告発していた。調査を進めていた市は26日、30歳代の職員によるねつ造と発表していたが、この職員がきょう、ねつ造を認めたことがわかった。「職場で、組合による前市長への選挙支援が行われ、ひどいと思い告発した」と話しているという。問題を追及した杉村市議は「疑惑が生じているなら追及するのが議会人の務め。」と言っている。橋下市長は維新の議員が取り上げたリストがねつ造されたものだったことについて問題はなかったとの認識を示した。市はこの職員をきょう付けで解職し今後、偽計業務妨害の疑いでの刑事告発も検討している。
[ 3/27 17:49 読売テレビ]