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'12/3/28

原発全停止も夏の電力大丈夫


 中国電力は27日、今夏の中国地方の電力需給見通しについて、昨夏並みの暑さであれば、原子力発電所が全停止したままでも安定供給できるとの見通しを示した。火力発電所の稼働増が利益を圧迫するが、電気料金の値上げは現時点では考えていないと述べた。

 苅田知英社長はこの日の会見で「昨年並みの需要であれば、火力発電所を立ち上げて供給を賄う。他社から融通を受けることにはならないと思う」と説明。一方で「火力発電所に不測の事態が起きたり猛暑になったりすれば、非常に厳しくなる」と述べた。

 夏の需給見通しの詳細は、4月下旬から5月上旬に公表する。

 中電と隣接する関西電力、九州電力では電力不足も予想される。他地域への電力融通については「余力があれば支援したい」とし、今冬に続いて両電力へ融通する可能性がある。




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